唐の貞元年間(785〜805)初めのことである。木師古(もくしこ)という旅人がいた。ある日、金陵(南京)の近くの村まで来たところで、日が暮れた。古寺に一夜の宿を求めると、住職は木師古を狭く、みすぼらしい部屋に案内した。 寺にはほかに客間があったの…
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