鶴の恩返し
[口會]参(かいさん)は母親に孝養を尽くしていた。ある時、[口會]参は矢で射られた鶴を見つけた。かわいそうに思った[口會]参は連れ帰って傷の手当てをし、傷が癒えると、放してやった。
しばらく経ったある夜、鶴はつがいで戻ってきた。それぞれくちばしに闇夜でも光る明月珠をくわえていた。つがいの鶴は[口會]参の家に置いて飛び去った。
(六朝『任[日方]述異記』)
- 作者: 話梅子
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2008/10/01
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